畳を底値で探すのは危険です!
ブログ2019.04.03(水曜日)
お電話で「畳を替えたい思っているのですが、一枚いくらですか?」とお問い合わせを頂く事があります。
畳は電化製品とは違い「材料」「仕事」「気持ち」で大きく出来上がりが変わります。
表替え(畳表-「ゴザ」の張替え)で当店では5500円からですが、3000円を切る安さの所もあります。
3000円の方が安くて良いじゃん!と思いますが、同じ材料ではありません。
材料…
当店では国産の畳表を使用しています。
3000円では国産畳表を使うのはかなり難しいと思います。
仕事…
当店では国家資格の一級畳技能士が全ての工程(お見積もり、畳の引き上げ、張替え作業、畳の敷き込み)を行います。
大きな業者様ですと、何十人といる従業員の中に一級畳が数名いれば良いと思いますし、お見積もり、引き上げ、作業、と全て分業体制の所もあります。
気持ち…
これはお店により大きく差があると思います。
当店で、安過ぎる材料を使わないのは「畳は永く使う物」と思っているので、張替えて一年程度で擦れてくるものは使いたくありません。
何回も張替えをするものなので、次の張替えの時に前の畳縁を残したり、無駄なタッカーを打ったりと、「お客様の事を考えず、自分が作業し易い仕事」は本当の仕事とは思いません。
お電話では、この事は長くなるので全てお話し出来ませんがので、このブログを読まれた方はお値段だけでなく、せめてその金額の材料、そのお店の方は資格は持っているか?そのお店の作業工程、当日納め可能か?お預かりするのならその間の和室はどうなるのか?(寝室なのに畳の無い状態なのか?)など言い出したらキリがないですが、金額だけで決めると後で嫌な事がある場合もあります。